ある豪華客船が航海の最中に沈みだした。
船長は乗客たちに速やかに船から脱出して海に飛び込むように、
指示しなければならなかった。
船長は、それぞれの外国人乗客にこう言った。
アメリカ人には
「飛び込めばあなたは英雄ですよ」
イギリス人には
「飛び込めばあなたは紳士です」
ドイツ人には
「飛び込むのがこの船の規則となっています」
イタリア人には
「飛び込むと女性にもてますよ」
フランス人には
「飛び込まないでください」
日本人には
「〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」
引用 :世界の日本人ジョーク集(早坂 隆著)
要請だけで、自粛する日本人のすばらしさ
街の中を車で走っていて
遠くから救急車の音が…
すると、すべての車がいったん停止し
道の両側へ車をよけていく…
この風景を見て、海外にもよく行く私は、
「日本は素晴らしい!」
と常々思っています!
海外へ行くと、国にもよりますが、
いくら救急車の音がしても、車はそのまま…
救急車が車を押し開けるようにすすんでいく、といった風景を目にします。
教習所や、両親、先輩から自然と教わっているこの行為が、
実に日本人の誠実さを表していると思います!
新型コロナウイルスが蔓延した際、各地で、「要請(お願いされただけ)」
なのにもかかわらず、みんな自然と外出自粛していましたよね…
この状況下でも、統制の効かない国が多くある中、
やはり日本人の持つ、協調性や美しさを実感しました!
勤勉な日本人のイメージ
冒頭の海に飛び込ませないといけない状況で
船長は、日本人に、いったい何と言ったのでしょう…
この本の中では、
海外の他の国も揶揄しながら、
日本人の性質について触れています!
一見ジョークとしてバカにされているように感じますが…
よくよく読むと、日本のステータスが高く、協調性に優れる、
素晴らしい日本人像が見えてきます!
ちなみに、この本で触れられている、日本人像は…
・第一章で「ハイテク国家」
・第二章で「お金持ちの国」
・第三章で「勤勉な人々」
・第四章で「日本人的アイデンティティ 集団行動」
・第五章で「神秘の国ニッポン(風習・宗教・衣食住)」
とされ、それぞれにジョークがちりばめられています。
例えば…第二章 お金持ちの国では…
レストランで…
ドイツ人と日本人とイタリア人が一緒に食事へ行った。食後三人は
それぞれ考えていた…
ドイツ人は、割り勘にすると一人いくらか考えていた…
日本人は、三人分払うといくらになるか考えていた…
イタリア人は、おごってくれた方に何と礼を言うか考えていた。
パリのブランド店
フランスのとあるブランド店。その店の売り上げ一覧がこれである。
・日本への輸出:45%
・日本人団体旅行者が購入:55% …
スープに蠅がはいっていた…
ドイツ人:このスープは熱いので十分に殺菌されている…と冷静に考え、蠅をスプーンで取り出してからスープを飲む。
中国人:問題なく食べる
イギリス人:スプーンを置き、皮肉を言ってから店を出ていく。
アメリカ人:ボーイを呼び、コックを呼び、支配人を呼び、裁判沙汰となる。
日本人:周りを見回し、自分だけに蠅がはいっていることを確認してから、そーっとボーイを呼びつける。
韓国人:蠅が入っているのは、日本人のせいだと叫び、日の丸を燃やす。
中には腹をたてる方もいらっしゃるかもしれません…
が、
だいたいのジョークは、「なるほど…」「うんうん…」「苦笑…」
といったところでしょうか…
われわれ日本人をよくとらえていると思いました。
本のタイトルからして、日本人をジョークにして笑い飛ばす…
ことはだいたいわかっていましたが、
以外に、他の国も、同じようにジョークの対象にされており
各国の様子がわかって面白いです…
どれもデフォルメされた各国民感なので、
これですべての国が分かったとは、まったくいえませんが、
それぞれの国の特徴をきわだたせると、こうなるんだな~
と興味深く読むことが出来ます!
まとめ
私は日本人の協調性や勤勉性を誇りに思っています!
この本は、ジョークとして、笑いに変えながらも、
日本人の不器用でまじめな様子が伝わってきます!
ぜひ全日本人に読んでいただきたい!1冊だと思います!
船の船長が何と言ったか……
それは
「みんな飛び込んでますよ!」
です。
悔しいけれど、今の日本を見ていると、
本当にその通りだな… と感じざるをえません…
でも
みんなで一致団結しないといけない場面では、
素晴らしい力を発揮する日本人も描かれていて
ほんとは素晴らしいんだけど、
もったいない…と思ってしまします…
日本人を、他の国と比較して、笑ってしまう!
という本ではありますが、
読んでいくと、
日本人の素晴らしさ、勤勉さや、まとまりの良さを痛感します!
読み終わると「日本に生まれてよかった~」
となるはずです!
ぜひご一読ください!
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