この記事を読むということは、免許の失効に気づき…
頭が真っ白、、という状況だと思います。
僕も経験しましたが、本当に胸が張り裂けそうだと思います、、
僕は実際に、技能一発試験で、再取得をしました!
ただ、簡単ではなかった…
一発試験での合格には、かなり本気で取り組む覚悟が必要です!
はじめは軽く考えていたせいで、
僕は時間がかかりましたが、
心を入れ替えてから、
①「DVDで動きの勉強」
②「日々のイメージトレーニング」
③「協力者との仮免走行」
この3つを本気で取り組み合格しました!
これから書く記事は、
これをすれば「絶対に受かる!」というものではありませんが、
僕の道筋を書いておくので参考になれば嬉しいです。
また、僕の記事をみて、、
「これは無理だ…」と思ったら、
早めに合宿免許などで、取得することも
おすすめします!
免許失効6ヶ月以上経過 一発試験で合格!再取得!その方法は…
かなりの練習が必要な「一発技能試験」
ある日、DVDレンタル店でカード更新をしようと、免許証を提出、、
すると、店員さんから…
「免許の期限がきれていますよ・・」
有効期限を確認すると、なんと8か月前に切れていました!
いろいろ調べて最短の時間で、お金もかからない方法を考えた上、
一発技能試験という方法を選択しました!
僕の場合幸運もあり、なんとか3か月後に取得することができましたが、
はっきり言って、かなりの練習を積まないと合格は不可能です!
結論から言うと、
①「DVDで動きの勉強」
②「日々のイメージトレーニング」
③「協力者との仮免走行」
この3つが必須です!
はじめは「一発試験でとればいいや」くらいの気持ちでしたが、
その思いは初日に打ち砕かれ…
二度とやりたくない地獄の日々でした!
あの背筋の凍る経験を忘れないためにも、
またそんな状況に陥ってしまった方のために少しでも参考になればと思い、
こちらに記録を残しておきます。
①「DVDで動きの勉強」
後段の体験談にも書いておきますが、
免許を失効した場合、運転歴もそこそこあるはずで
しかも僕のように優良運転者だった場合…
安全運転にはある程度の自信があるので、
簡単に考えてしまいがちですが、
「実際の運転と、試験の運転は別もの」
と考えた方が良いです!
運転には多くの決まり事、規定の動作があり、
はっきり言って教習所を出たあとはあまりしていない動きが多いです。
裏を返せば、
決まった動作を体に叩き込めばよい!のです!
代表的な決まりごとを挙げると…
・首振り目視確認
・右左折する30m手前で方向指示器を出す
・ブレーキを踏む前の後方ミラー確認
・ポンピングブレーキで徐々に減速
・とにかくキープレフト
などなどほか多数
具体的に動きを書いてみると…
首振り目視確認
「首振り目視確認」は試験中に最も多く必要な動作です。
発進前から、交差点の右左折、駐車、停止まで
数多く実施します。
振りは、バックミラー・サイドミラー・側面後方 を、
いち、にの、さん というタイミングで首を振ります。
しつこいようですが、、実際の運転ではここまでやりません。
試験用に、隣の試験官に向けてやるのです…
しっかり首降ってますよ!位にやることが大事です!
(とわかりました…)
右左折の動作
ちなみに、右左折の一連の動作をまとめると
「交差点の40m手前で首振り目視で側面後方確認」
⇒「交差点の30m手前で方向指示器を出す」
⇒「再び首振り目視確認」
⇒「左右曲がりたい方へ寄る」
⇒「巻き込みがないか首振り確認」
⇒「ゆっくり右左折」
となります!
これを体に叩き込むのです!
DVDや動画で実際の動作を確認すべし
書いたように、試験合格には、
決まり事を体に叩き込むことが大事です。
ちょうど、カラテや剣道の「型」のようなものですね!
逆に言うと、この「型」を体にしみこませれば、
合格への道が開けます!
動作を叩き込むには、
僕が書いた文のように、文字ではなかなかイメージが
できないと思います!
僕も、実際DVDを購入し、家で見まくり
イメージトレーニングと仮免走行をして
試験に備えました!
☟下記はDVD付きのおすすめ教材です
☟ こんなイメージで、実際の動きを確認(DVDの中の映像とは違います)
②「日々のイメージトレーニング」
とにかく体に決まり事を覚えさせることが大事なので、
つねに意識して動くことです。
僕は、会社へ通う自転車や、家の中を歩くときも常に、
「いち に~ さん 目視!」とか…
「ポンピングブレーキ!」とか…
やるようにしていました!
子供達はそんな僕をみて、楽しんでいましたが…
でも何気ない生活の中でも、自分の動きを口に出していうだけで
かなりの実践練習になりました。
③「協力者との仮免走行」
やはり大事なのは、実際の運転です。
僕は失効1年未満で、「仮免許」状態だったので、
マイカーに「仮免許練習中」をつけて、
助手席へ妻に同乗してもらう事で、路上運転ができました。
「仮免許練習中」…何年振りなのだろう…父親に練習付き合ってもらったな~
なんて思いながら…
路上練習が大事な理由がもうひとつあります。
「複数ある試験コースを覚える」ことです。
僕の試験場では、コースが3つ。
どのコースで試験するかは毎日違い、
しかも当日発表です。
試験の時は、コースを間違うと不合格になるため、
3つのコースを全て覚えておく必要がありました。
※あとから聞きましたが、別の試験場では、
試験官が教えながらやってくれるところもあるらしい…
3コースは難易度が微妙に違い、、
当日の運もありますが、
どのコースも同様に走れるまで、練習しておくことが大事です!
路上練習は、一緒に付き合ってくれる人の協力なくしてはできません。
僕の妻は、嫌な顔もせず、ずっと付き合ってくれました。
妻には本当に感謝しています!
失効からの期間で手続が違う!
運転免許証は誕生日の前後一か月が更新時期、通常ははがきが来ます。
僕の場合は2年以内に2度引っ越ししており、このはがきが来なかった・・・
気づいた時には免許失効から8か月が過ぎていました。
ちなみに
免許失効からの期間により手続き方法が違います。
失効から
6ヶ月以内・・・講習を受ければ再取得が可能
6ヶ月~1年以内・・・講習を受ければ、仮免許の取得ができます
(今回の僕がこれでした)
1年以上・・・残念ながら、1からの取り直し
再取得した僕からの助言ですが、
正直いって仮免許からの再取得もかなりハードでした。
もし1年を過ぎてしまっていたら、学科試験~技能試験で仮免許を取得し、その後また、学科試験~技能試験となります。
相当な時間と精神力が必要になるため、その場合は教習所へ通いなおすことをお勧めします。
僕の場合は、仮免許からの取得でしたが、試験実施日や後述する講習などは平日です。
また、試験に合格できなかったら、その場で次の予約をいれる、という方式のため、スケジュールがとても組みずらいという難しさがあります。
僕は会社にも内緒で進めたため、
午後休を使ったり、突然の用事がはいったりということにして試験を受けました。
免許失効となると会社的にもかなり減点であったため、
精神的にもかなりきつかったです。
再取得までに かかった期間・費用
技能試験を受けると決めたときは、正直いってあまく考えており、
あわよくば1回で、かかっても2~3回受ければ合格できるだろうと思っていました。
期間も1ケ月かからずに取得できれば、会社の仕事にも支障はない、、
程度の考えでした。
教習所に通えば、40万円、、、試験で受かれば1万円くらい、、、
迷わず一発試験でしょ!という考えです。
この考えは大きく間違っていたことを思い知ります…。
かかった時間
僕は、学科試験、技能試験、高速道路講習、を経て免許交付まで3か月を要しました。
一緒に技能試験を受け、励ましあった方々の多くは5ヶ月~8ヶ月かかっていまいた。
試験や公衆の実施日が限られており、さらに予約枠も少ないので、
受けたくても、予約できず、考えているよりもずっと時間がかかります。
みんなの話を聞いていても、僕は運が良かった方だと思います。
かかった費用
学科試験受験料 1,750円 × 2回 = 3,500円
技能試験受験料 2,550円 × 7回 = 17,850円
免許交付手数料 2,050円 = 2,050円
取得時講習料 15,400円 = 15,400円
自己学習教材 18,000円 = 18,000円
合計 56,900円
これに交通費(車がつかえないので、、)等を含め、約7万円くらいは出費があったと思います。
技能試験1発合格 3つの関門【体験記録】
第1の関門 学科試験
触れていませんでしたが、さらに軽く考えていたのが学科試験で、
僕は一度落ちました……。
技能試験を1発試験受験すると決めてから、
技能試験動画などをみはじめたのですが、
学科は余裕で受かるだろうと考えていました。
一応、前回の免許更新時にもらった冊子を読み、学科試験へ
この考えが間違いだったと、学科会場へついてわかります。
会場は、初めて免許を取得する学生や主婦と一緒で、
問題も一緒です。
200名ほどの会場いっぱいに試験慣れした学生たちがひしめき合います。
失効しての再受講者は、もっとも右側の列へ、僕を入れて5名のみでした。
何年ぶりかの試験、、
結果はまさかの不合格。
技能試験の難しさは何となく理解していたものの、
まさか学科で落ちるとは、、
先が真っ暗になり、途方に暮れてしまいました。
とてつもなく暗い声で家に電話したらしく…
妻の「とりあえず迎えにいくよ、、一緒にお昼たべよ」
という優しい言葉に救われ、我に返ったのを覚えています。
この日から、1ケ月1万円での取得をあきらめ、
学習にお金と時間をかけることにしました。
まずは、学科用に問題集を購入&勉強し2回目の試験に臨みました。
☟学科もしっかり勉強しておいた方が良いです、
第2の関門(最大の関門) 技能試験
勉強の成果あり、学科試験をクリアし技能試験へ進むことができました。
1回目の試験日 会場へ行くと僕を入れて6名
聞かなければよかったですが、他の5名に何回目か聞くと
「今日で10回」「8回目」「7回目」・・・
試験のコースは3コースあり
(試験会場によってちがうとは思います)
どのコースかは当日の発表です。
試験は2人1組で教習者に乗り込み、
助手席に試験管、後部座席に1人が乗ります。
1人目か、2人目かは、運ですが、同じコースをまわるので、
当然2人目のほうが有利です。
試験は運転席に乗込む前から始まっています。
乗車前の安全確認、席についてから運転姿勢の確保、
発進準備などひとつひとつを試験官がチェックしており、
減点法での採点をしています。
はじめての一般道試験へ
教習所の構内を1周、それから一般道のコースへ出ていきます。
コースについては、試験官からの助言がないので、
事前に覚えるしかありません。
もちろんコースを間違うと大きな減点となり、ほぼ失格です。
試験のルールは、それぞれの項目において、
試験官が減点をしていき、減点が30点に達したところで、
強制終了となります。その時点で中断し、戻ってその日は終了です。
細かい減点の積み重ねですが、かなりシビアな採点です。
特に危険とされる事項は、試験官が、助手席にもあるブレーキを踏みます。
試験官にブレーキを踏まれると減点30点で即終了です。
学科試験のこともあったので、技能試験についてはネットで情報を読み漁り、
頭に叩き込んだうえで臨みました。
なので、この日は実は自信があり、
1回で受かってやる!と意気込みもありました。
「直線のコースどり」「交差点での停止」「交差点の発進」
「右折・左折」「停車」と順調に進み、
コースも間違えることなく最後まで試験を受けることができました。
これはいける!と確信し、終了後の講評を聞くと、、
「あなたは、論外。一般道に出る前に減点終了していたが、
初めての試験なので一応最後まで運転はさせました。
かなり練習・勉強しないと何年たっても無理だね」とのこと。
またしても目の前が真っ暗になりました。
「あなたは論外」からの猛特訓
このままだといつまでたっても免許取得ができない。
はじめから教習所へ通うのが正解だったのか。
かなりの不安とプレッシャーの中、
それでも僕には一発試験で受かる以外に方法がない!
と再度気持ちを入れ直し、この日から猛特訓を始めました。
「仮免許取得中」をつけ、奥さんに付き合ってもらい、
試験の3コースを完璧に覚えるまで、ぐるぐると繰り返し運転
有料のガイドブックとDVDを購入し、イメージトレーニング
「仮免許」で練習するときも、奥さんの隣に乗っているときも、
自転車や、歩行中も、常に
「〇〇メートル前、確認、ミラー確認、いち、に、さん、・・」
などぶつぶつとつぶやきながら、イメージすることをつづけました。
努力をしてこのあとも試験に臨みますが、
2回目はあと少しのところで強制終了となり、
3回目の試験では、左後ろの死角に自転車の男性がおり、
発進してしまったため、試験開始後5分で一発終了
試験官のバンッというブレーキをいまでも忘れません。
4回、5回、6回、、
自分でも実感が持てるほど「できている」感覚がありましたが、
それでもあと少しのところで、アウトになってしまいます。
このころになると、試験官や受験者も顔見知り、、
みんなで応援しあい、
試験官からもがんばれという声をいただいておりました。
でも採点は厳しい!
一発試験対策のような本を数冊買いましたが、
はきり言って文字だけの本は、参考になりませんでした。
一番参考になったのは、DVDで実際の動きがわかる教材です。
ついに技能試験を突破!
ついにその日が来ました。
7回目のチャレンジです。
これが少ないのか、多いのかはわかりません。
発表は、コース3。
試験官にブレーキを踏まれた苦手コースです。
この日は天気もよく、視界良好。
なぜか歩行者や対抗車もなくスムーズに自分のペースで運転ができました。
試験官のメモをする手が今日はまったく動いていない!
「いける!」と思いましたが、
最後まで気を抜かずに、降車し終了することができました。
試験官からは、
「結果はいま言えないけど、おつかれさん!」
(いままでの「不合格!」ではない!!)
と言われ、この瞬間が最も嬉しかったです。
待合室に行き、、10ほどすると、、
正式な電光掲示板に、私の番号が!!
ついに晴れて合格となりました。
試験を7回、失効に気づいた日から2か月半が過ぎていました。
第3の関門 安全講習・高速講習・免許交付
あとは免許を交付してもらい終了だ!
と思いましたが、
そうは問屋がおろさない…
まだ先がありました。
試験日とは別に、「安全講習」「高速道路講習」を受け、
これが終了すると、運転免許センターでやっと交付手続。
さらに数日後に免許受け取りとなります。
高速道路講習は、提携のある教習所でうけることになるため、
別の場所で受けるようになります。
ぼくの場合は、電車で1時間かけて、
教習所へ講習を受けに行きました。
試験ではなく、「講習」なので、試験の緊張感はなく、
しっかりとそれぞれの講習を受け、すべて完了!
技能試験に受かってから約2週間、
失効に気づいてから約3ヶ月。
ついに、運転免許センターで私の普通自動車免許証が発行されました!
感無量!!
色は「緑色免許」この日に初めて取得したことになるので、
大学に入った姪っ子と運転経験が一緒になってしまいました。
一発試験で取得しようと決めてから、約3か月。
もっと早く取得できる方もいるでしょうし、もっとかかる方もいると思います。
あとがき
一発試験はかなり難しい試験です。
当初の僕のように、軽い気持ちでは絶対受かりません。
また周りの人の協力も必要です。
僕の場合は、妻の協力無くしては不可能でした。
家の車を3か月間ひとりで運転し、
僕の試験練習にもずっと付き合ってくれました。
会社では同僚1人にだけ伝えており、
この方にはスケジュールを変えてもらったり、とてもお力をいただきました。
免許失効なんてことは起きないことが一番ですが、
万一おきてしまったときにこのブログが少しでも参考になれば嬉しいです。
大失敗を忘れないために記載をすることにしましたが、これから試験に挑戦する方の少しでも参考になればとも思います。
最後に、、
冒頭に書いた通り、
「これは無理だ…」と思ったら、
合宿免許を取得するのも、最終的には賢い選択です!
一応そんなリンクも貼っておきます!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント