冬の車中泊。寒さ対策が大事です!
実は夏の暑さに比べれば、冬の寒さは対策がしやすいです。
対策の方法、グッズなどを紹介します!
暖かく過ごすコツは「断熱」と「加熱」
日中走行する際は、車の暖房で温かく過ごせるので、
車中泊の寒さ対策=寝るときの寒さ対策
ということになります!
ちなみに、暖房をつけっぱなしで眠る方法もありますが、
毎年一酸化炭素中毒のニュースがあるように、
危険が伴うのでおすすめはできません。
では、車の暖房を使わずに、車内で暖かく過ごすためには
どうしたらよいでしょうか…
有効な寒さの対策は2つあります。
寒さを車内に入れない「断熱」と
車内を暖かくする「加熱」の2つです。
「断熱」について
断熱で大事なポイントは2つ。
「外の寒さを車内に入れないこと」
と「車内の暖かい熱を冷やさないこと」です。
車内の熱を冷やさない
まず第一にやることは、車内の熱を冷やさないことです!
というのも、暖房がなくても、実は、
人は常に熱を放出しているので、
体温だけである程度の暖かさを得られます。
寝ている間でも100ワット程度の熱放出をしているんです!
発生したこの熱を冷やさずにいれば、簡単な電気毛布並みの暖かさを得られます。
そのためにおすすめなのは、
・シュラフ
・羽毛布団
・毛布
・レジャーシート(銀マット)
シュラフは必須アイテムです!
少し高価でも、適応温度が氷点下のモノを選ぶのがおすすめです!
またレジャーシート(銀マット)はそのまま床に敷いて、下側の断熱にも使え、窓のサイズに切ることで、窓からの断熱にも効果がある優れものです!
外からの冷気の断熱
つぎは、外からの冷気の断熱です。
おすすめの方法は
・レジャーシートで窓をふさぐ(ジャストフィットに切って使います)
・毛布または、フリース布で車内全体を覆う
特に空気が冷えるのは、薄いガラス1枚の「窓」や、床下、トランクのドアの隙間などです。こういったところから隙間風などが入らないように、隙間なく覆います。毛布やフリース布は、何枚かを10cmほど重ねながら使います。
特にフリース布は毛布よりも断熱効果に優れているのでお勧めです。
全体のイメージは、布でおおきな袋を作り、その中に布団を敷いて眠る感じです。
ここまでの断熱がしっかりできれば、実は、気温がマイナス少々でも暖かく過ごすことが可能です!
「加熱」について
「断熱」がしっかりできたら、車内が冷えにくい環境ができたので、あとは「加熱」を準備することで、さらに寒いところでも快適な状況を作ります。
加熱におすすめは、
・湯たんぽ
・カイロ
があります。
ただ、どうしても寒さが心配な方は、電気を使い、さらに過熱することもできます。
・電気毛布
・ヒーター など
結露の問題
冬の車中泊で暖かい空間を作れても、やってくるのが、
「結露」の問題です。
目覚めると窓側がびしょぬれ、、
夜中に水が滴り、目が覚めるなど、、
結露は、車内の水分を含んだ空気が、温度の低いものに触れて冷えることで起きる自然現象です。
結露をなくすには、
・温度の低いものに触れないようにするか、
・空気中水分を減らす
ことが必要になります。
しかし、そもそも空気中にある水分に加え、寝ている間に僕たちが自然に発している汗や呼吸により、室内には割合と水分が多くあります。
室内にある水分を減らすのはかなり難しい…
ので、温度の低いものに触れないようにする ことを考えましょう!
方法は先ほどの「断熱」の延長で、
・窓とレジャーシートの隙間をなくす
・フリース布で水分を吸収させる
などが効果的です。
窓とレジャーシートの隙間をなくす
断熱のおすすめとして紹介した、レジャーシート(銀マット)。
それぞれの窓のサイズに切って窓枠にはめるだけで、とても簡単に断熱効果を得られます。しかし、このシートと窓のわずかな隙間があると、室内の空気が入り込み、窓の冷気で冷やされ、シートと窓の間が結露でびっしょり…になります。
そこで、手間はかかりますが、養生テープなどで窓枠に沿って隙間ができないように張り付けましょう!これだけで効果抜群!
フリース布で水分を吸収させる
断熱でおすすめのもう一つが、毛布やフリース布で覆う、でしたが、
結露対策という意味では、フリース布が最適です。
これはフリースの特徴として、繊維の中に水分を取り込める空洞がたくさんあり、車内の水分を布が取り込んでくれるからです。
フリース布を大きく広げて囲むことで、窓へたどり着く前に、水分が取り込まれ、結露が起こりにくくなります。
同様に、給水性に優れるバスタオルなどを、断熱の毛布とは別に広げておくと効果があります。
ちなみに除湿剤をつかってみたことがありますが、効果はほぼありせんでした…除湿剤が吸収するよりも、窓で結露する方が早いからかと思います。
電源を使った加熱
ここまでは、特に電力などを必要としない方法での準備でした。
私の経験から、上記で紹介した方法を取れば、マイナス一桁くらいの車中泊は十分快適に過ごせます!
でも、まだまだ心配…
という方もいるかと思います。その場合は、電化製品でさらに温める方法もたくさんあります。
冒頭で言いましたが、車の暖房つけっぱなしは、本当に危険なので、やめた方がよいです。
電化製品を使うには、バッテリーが必要になります。最近はかなりの出力を出せるポータブルのバッテリーが販売されていて、1万円ほどでもてに入ります!
ポータブルバッテリーについては別記事があるので載せておきますね!
電源が有れば、簡易な暖房や、電気毛布などでさらに快適な空間が作れます!
☟最近は災害への備えとしても注目されていますね!
車に1台常備しておくのもよいと思います!
まとめ
冬の車中泊対策は、
行先や日程、車種や人数によっても、用意が変わると思います。
ただ、夏の暑さと比べると、冬の方が過ごしやすいです。
体の熱だけで、過ごすか、
電気を使ってしっかり車内を温めるか、
あらかじめ準備万端にして、快適な冬の車中泊を楽しみましょう!
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