夏休みの読書感想文…
どの本を読んで、なにを書いたらよいのか…
私も大の苦手でした!
小学4年生の夏に出会い、
感動して、まさに感想文を書いた本…
これをきっかけに動物文学を読むことになった本を紹介します!
「オーロラの下で」 戸川幸夫:作
メラメラ燃えるオーロラの下…
吹雪の日に生まれ、母犬ユーコンの豊かな愛情のなかで育ち、
トナカイや灰色グマと闘いながら、
たくましく成長するオオカミ犬バルト―。
やがて、人間社会に生き、そり犬のリーダーとなる。
動物たちを長い間追いつづけてきた作者が、
雪と氷の世界を舞台にスリルに富んだタッチで描く動物文学
引用:フォア文庫 オーロラの下で
物語は、親子2代のハスキー犬と、人間の絆
ハスキー犬とオオカミの間の絆
を描いています。
不思議な運命の中で出会う
人と犬とオオカミたちが
最後は、人の命を救うために
ひとつになってことを成し遂げる
最後のクライマックスにむかって進んでいきます。
実は、ひさしぶりにこの本を手に取り、
30年?ぶりほどに読み返しました。
確か映画にもなったよな~
映画は役所広司主演だったけど
期待していた割に面白くなかったような…
壮大な風景や
犬、オオカミの心情などを描くのって難しいのですね…
物語最後に血清輸送成功のニュースがワシントンに伝えられ
ニューヨークに銅像が作れられ…
とあり、少年のころの私は
この話が実話だと思っていました。
どうも創作らしいのですが…
でもオオカミに守られながら、人びとを救うため
犬ぞりが必死に町を目指すシーンは、
とても感動しました。
物語は、時の流れと共に、
極北の地で
人間と関わりながら生きたハスキーの母親の物語
運命のもとで力いっぱい生きたその子であるオオカミ犬の物語
とバトンが繋がれて進んでいきます。
舞台はオーロラや白夜などのひろがる
北極であり、
壮大な風景とともに、厳しい大自然が感じられます。
その中で紡がれた、
人と犬
犬とオオカミ
そして
3者がこころを通わるクライマックス
動物文学が好きな方はもちろん
本選びに迷っている方におすすめの一冊です!
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